Wines

ワインについて

自社管理ぶどうのみでワイン造りをしています。

栽培は、化学農薬や殺虫剤、除草剤等不使用。

施肥や耕起も行っていません。

野生酵母により発酵に導いたワインを無濾過で瓶詰めしています。

全工程において亜硫酸塩等の酸化防止剤も極力添加しません。

トゥモローワインのワインに共通するのは、

「透明感のある艶やかな味わい」

みずみずしく、香り高い味わいをお楽しみください。

ボトルのエチケットには、私たちの畑にすんでいる生き物たちをあしらいました。

ワインの名前にもなっている「ビッキ(アイヌ語でカエル)」を中心に、エチケット中央には彼らの食物連鎖の頂点にいる大鷹の影を描いています。

彼らはみんな私たちのワイン造りにおいて欠かせない登場人物(生物)たちです。

尾野山の豊かな自然とそこに棲む生き物たちを思い浮かべて、味わってみるのはいかがでしょう。


アーカイブ

2024年10月1日 ワイン1種をリリースしました。

メルロー 2022(赤)

【ぶどう産地】長野県上田市生田尾野山(自社管理畑)

【品種】メルロー100%

【アルコール度数】12.3% 

【参考販売価格】3,960 円(税込)

【醸造】

25%を全房、残りは除梗ののち極力破砕せず全房のものと一緒に醸しました。

約50日間ステンレスタンクにて低温でじっくり発酵させた後、搾汁。

その後古樽へ移し6ヶ月間熟成ののち瓶詰めしました。

野生酵母で発酵、無濾過、亜硫酸添加なし。

【ソムリエによるテイスティングコメント】 

中庸なダークチェリーレッド。香りは落ち着いた印象で、奥に熟した赤と黒系の果実が感じられます。

ブラックベリーやカシス、スミレ、クローブ、フレッシュなキノコ、そして仄かな土の香りが複雑さを与えています。

味わいはしっかりとしたフルボディで、心地よいアタック。

酸味は穏やかで、噛み応えのあるタンニンがワインのボディを形成し、充実感のあるフィニッシュ。

<ペアリングのアイデア>

和牛の朴葉味噌焼き、トンポーロー、味噌カツ、ホルモン焼き など味付けのしっかりとしたお肉料理との相性が◎

ワインのタンニンとのバランスを取ることのできるお肉の脂身がある程度感じられる食材と合わせると、

素晴らしいマリアージュになるかと思います。




2024年7月12日 ワイン2種をリリースしました。

オノヤマビッキ ルージュ 2022(赤)

【ぶどう産地】長野県上田市生田尾野山(自社管理畑)

【品種】メルロー74%・カベルネフラン15%・カベルネソーヴィニヨン11%

【アルコール度数】12.5%

【参考販売価格】3,800円(税込)

【醸造】

3品種のそれぞれ約30%を全房で、残りは極力破砕せず全房のものと一緒に醸しました。

メルローは 50 日間、カベルネフランとカベルネソーヴィニヨンは 65 日間ステンレスタンクで発酵。

その後古樽へ移し 7ヶ月熟成ののち、最後にアッサンブラージュして瓶詰めしました。

野生酵母で発酵、無濾過、亜硫酸添加なし。

<ポイント>

2022年ヴィンテージの大きな試みは、梗まで熟したものに限り(全体の約 30%)全房を入れていることです。

一部を全房発酵したことによって、ブドウの果実味のみならず熟した梗が表現する香ばしい香りや僅かな苦味が感じられ、それらが一体となり立体的で複雑な味わいになっています。

【ソムリエによるテイスティングコメント】 

外観は濃いめのラズベリーレッドの色合い。

香りは落ち着きがあり、フレッシュなカシスやボイズンベリー、野薔薇、ナツメグが感じられます。

また、レッドカプシカムや旬の万願寺を連想させるフレッシュな香りも特徴的です。

味わいは、伸びのある心地よい酸味が最初の印象として感じられ、すでに落ち着きのあるタンニンと共に口中に優しく広がります。

余韻には旨味が感じられ、若々しさを保ちながらも今から楽しむことができるバランスの取れたワインです。

<ペアリングのアイデア>

北京ダック、油淋鶏、万願寺と賀茂茄子の焼き浸し

口中に広がる旨みの印象が強いワインなので、その旨みを活かした食材は繊細かつその味わいを引き立てる調理をしたお料理を提案いたします。


オノヤマビッキ ブラン 2023(白)

【ぶどう産地】長野県上田市生田尾野山(自社管理畑)

【品種】シャルドネ62%・ソーヴィニョンブラン34%・プチマンサン3%・ピノグリ1%

【アルコール度数】13.0%

【参考販売価格】3,800円(税込)

【醸造】

ホールバンチプレスで搾汁し、ぶどう本来の香りや味わいを引き出しました。

その後ステンレスタンクで70日間低温発酵し、古樽で7か月間熟成ののち瓶詰めしました。

野生酵母で発酵、無濾過、無清澄、亜硫酸添加なし。

<ポイント>

ぶどうを完熟させて収穫したことで、果実由来の香りやフレーバーが豊かに感じられます。

23年は低温発酵の期間を例年より長めにとり、香気成分の抽出を心がけました。

【ソムリエによるテイスティングコメント】

外観はグリーンがかったやや濃い目のイエロー。

香りは第一印象からしっかりと感じられ、果実の印象が前面に感じられます。

熟した白桃や黄桃などの核果系フルーツ、黄色い花、そして白い石を思わせるミネラル感が特徴です。

味わいは丸みのある優しいファーストアタック。

心地よい酸味と厚みのあるボディのバランスが良く、苦みと旨味を伴ったフィニッシュ。

<ペアリングのアイデア>

鰻の白焼き(山椒を添えて)、鮎の岩塩焼き

家庭料理であれば、シンプルにサバの塩焼きやサンマの竜田揚げ等もワインに合わせて楽しんでいただけると思います。