About Us
私たちの畑について
浅間連峰と眼下に千曲川の流れ、そしてそこから立ち上がる河岸段丘が八重原台地へと続く…
そんな雄大な大パノラマを見渡す高台に、わたしたちの畑はあります。
長野県上田市のある東信地域は、本州で年間降水量が最も少なく日照量もトップクラス。
また昼夜の寒暖差が大きく、ぶどうの栽培に最適な場所といえます。
2016年から土地を開墾し、ぶどう栽培を始めました。
畑の総面積は2.5ha。
土地選定の決め手は、南向きの急斜面で日射量が十分で水捌けが良いこと。
またその全形が手の甲を上にし拳を握った様な形をしていることで、微妙に様々な方角を向いた斜面が出来上がっています。
ひとつは、同じ品種をそれぞれの斜面に植えることで、違ったニュアンスを出すことができること。
そしてもう一つは、その斜面に適した品種を植えることで、より品種の持ち味を引き出すことができると考えています。
【栽培品種】
赤:メルロー、カベルネフラン、カベルネソーヴィニョン
白:ソーヴィニョンブラン、シャルドネ、ピノグリ、プティマンサン
トゥモローワインの名の由来
中高時代、放課後部活が終わって三々五々帰路につく生徒たち。
帰り際、決まって発せられる「じゃあ、また明日ねー!」という言葉が好きでした。
そこには、「今日も走ったー!」「球拾い頑張ったー!」「目一杯ラッパ吹いたー!」といった、彼ら彼女たちの一日の充実感のようなものが溢れんばかりに込められていました。
明るく、透明感があって、周りが安堵する、そんな空気がありました。
月日が巡り、農夫となった私。2.5haの畑をほぼ一人で管理する。
仕事はまるでキリがない。「とりあえず今日はここまでにしよ、あとはまた明日」とひとり言。
追われ追われて、毎日が過ぎる。
しんどい作業にくじけそうになるけど、何とか踏ん張って「明日こそは!」と心に誓う。
ワイン造りもそう。出来上がった自分のワインを恐る恐る飲む。
「あ、ここがダメ、あそこがダメ」「あの生産者のここには勝てないなあ」とため息をつく。
でも来年こそは、と畑に戻っていく。
そして「明日こそは、来年こそは!」と奮起する。
それこそ「永遠の明日こそは!」なのです。
現状の課題に粘り強く取り組み克服していく、現状打破の気持ちを表したかった。
そしてTomorrowは、「=未来」と感じたい。
未来にバトンを渡すような気持ち。
未来は、次世代たちの活躍の場。
少しベタですが、毎日毎日を踏ん張りながら、明るい未来を切り拓いていってほしいという願いが込められています。